以前エンゲージリングとマリッジリングをフルオーダーいただいたお客様から、オーダーをいただいてお作りしたペンダントをご紹介いたします。 ご出産のお祝いに、ご主人様から奥様に何か記念になるジュエリーをプレゼントしたいということでした。素晴らしいご主人様です!人生のお祝いごとにはジュエリーを贈る。それがサラリとできる男性って素敵ですよね。 奥様から「3月生まれの娘の誕生石、アクアマリンでペンダントを」というご要望がありましたので、ブラジル産の美しいアクアマリンをお探しすることからスタートしました。信頼できるルートを使ってご予算内で買い付けできる高品質なルース、つまりアクアマリンのお色が濃くて、大きさもあって、内包物が少なくて、カットのバランスが良くて、・・・と厳しい条件をクリアしたオーバルカットと、ペアシェイプカットをご用意しました。デザインはシンプル系を4パターンご提案。奥様にルースとお気に入りのデザインをお選びいただき、約1ヶ月後にペンダントが出来上がりました。 今回はじめてのことなのですが、これらのやり取りはすべてメールのみでおこなわれました。生まれたばかりのお子様がいらっしゃるので、奥様は外出もままならないですものね。 さきほど無事に商品が届いたというメールをいただきホッといたしました。アクアマリンのペンダントはしばらくは奥様がお使いになって、いずれはお嬢様にお譲りになるのだとか。誕生石は守護石でもあります。お嬢様が健やかに成長されますことを、心よりお祈りいたします。
Read MoreMonthly Archives 7月 2007
八百徳
浜松に出張することが決まったときから、わたくしの頭の中は「うなぎ」のことでいっぱいに。だって好きなんですもの~、うなぎ!(笑) 昨日は人に会うたびに「明日は浜松でうなぎを食べるの。」と聞かれてもいないのに話したり、“うな重”にしようか“お櫃鰻茶漬けに”しようかで悩んで仕事が手に付かなかったり。 浜松駅に到着したのが午後1時。スタッフと共に駅前の「八百徳」さんにまっしぐら。土用の丑の日が近いから混んでいるかも・・・と心配していたのですが、すんなり入ることができました。 迷った末に注文したのが、名物の“お櫃鰻茶漬け”。お葱がいいのよね、シャキシャキしていて。昆布だしでいただく浜名湖のうなぎは、とても美味しゅうございました!
Read Moreオーダーネックレス
わたくしのデザインしたジュエリーをコレクションしてくださっているお客様から、ネックレスのオーダーをお受けしたのが5月。デザイン画が決定したのが6月。そして本日ようやくシルバー原型が出来上がってきました。わたくしはこのネックレスの製作チェックの為に、昨夜福岡から戻ってまいりました。今日の夕方には静岡に移動しなければなりません~。(汗) ネックレスは3次元曲線を描くので、製作難易度の高いアイテムです。リングやピアスのデザインはできても、ネックレスは苦手で職人任せというジュエリーデザイナーは多いのではないでしょうか。わたくしは、ネックレス&ブレスレットの製作を得意とするジュエリーメーカーのデザイン室に勤務していたこともあり、ノウハウと実績がありますから、ネックレスのデザインは得意なほうだと思います。(笑) ネックレスのデザインは、パーツの形状にかなり制約があるので、その制約のなかでデザインをしなければなりません。そしていくつかあるジョイント方法の中から、デザインにあったジョイント方法を選択できるかどうかが鍵となります。わたくしはさらにこだわってクラスプまでデザインします。 今回はシルバー原型チェックなので宝石はセットされていない空枠の状態ですが、デコルテにぴったりフィットするかどうかを、まずはボディにあててチェック。その後自分で着けてみて、お辞儀をしたり、歩いたり。日常の基本動作の中でのネックレスの「着け心地」をチェックすることも大切です。 数ヶ所修正を依頼しました。 出来上がりは来月です♪
Read Moreさようなら、マリーアントワネットの薔薇
わたくしの作品の中でも、特に思い入れの深い「マリーアントワネットの薔薇」のブローチと、ついにお別れする日がやってきました。 「マリーアントワネットの薔薇」は、ヴァンサンカンに掲載された「珊瑚と南洋真珠」の他に、「ターコイズとバロック真珠」バージョンがあります。その「ターコイズとバロック真珠」バージョンが、博多の展示会場で、美しいペイズリー柄のワンピースをお召しになったお客様のお目に留まったのでした。 まずは試着。姿見の前でお着けしながら、ひと通りコーディネイトの説明をさせていただきました。お客様が身につけていらっしゃるのはセンスを感じるお品ばかり。ジュエリーの成熟度の高いお客様です。ターコイズの深いブルーとシルバーに輝くバロックパールが、お客様のお肌をより一層白く引き立て、とてもよくお似合いでした。わたくしは「素敵なお客様・・・こういったかたにお買い上げいただきたいものだわ」と胸のうちで強く思いました。 そしてテーブルでお茶をいただきながら、細工の素晴らしさやデザイナーの思い入れについてお話させていただきました。お客様は作品をお手に取りじっくりと眺めていらっしゃいましたが、ほどなくお顔をあげられて 「本当に素敵なデザインで気に入ってしまったわ。ターコイズのネックレスも、バロックパールのネックレスも持っているのよ。どちらにも合わせられるから、これにしようかしら。」とニッコリと微笑まれました。 ああ、なんて素晴らしいことでしょう!こんなにも上品で素敵なお客様のもとに、わたくしの作品を嫁がせることができるなんて・・・。 しかし喜びの後にやってくるのは、これでこの作品とはお別れなのねという寂しく切ない気持ち。デザイナーの心境は複雑なのです。 でも、お気に召していただけて、お似合いになるかたのところへ嫁いだ「マリーアントワネットの薔薇」は本当に幸せだと思います。きっと大切にお使いいただけることでしょう。
Read More